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年が明けてもう4日・・。毎年ですが、年末のバタバタから年始の日の過ぎるのが早すぎる。
この仕事をするようになり、いろいろな道具を揃えてきました。なかなか見ない道具が多いと思い、紹介していきます。
まずは一番大事な刃物。『塗師屋 小刀』

これは6寸。刃の長さが約18cm。これは下地の箆を削る為の短刀です。因みに撮影でこんな置き方をしていますが、ホントは逆です、裏が大事なんで。
ショリショリに切れれば良いのではなく、箆木の繊維を一皮だけ削ぐ微妙な調整を要します。昔はこの刃物を見ただけで腕が判る、つまりは渡りの職人の賃金が決まるような重要なものだったそうです。
これは会津の刀鍛治の流れをくむ『重高』の作です。元は軟らかめの刃が反り返っていたため、打ち直してもらい今は少し硬めです。昔のものなので、重くズッシリしてます。
会津では『重○』といった銘の刀鍛治が多く、中でも重房はデットストック情報が出ると直ぐ売れてしまう人気です。遠くの職人さんが訪ねてきたときも、なぜか知っていて探したりしてます。
画像で、余りに鞘が適当なカンジです。弟子時代に師匠の「刃物に凝るなよ」と教えられて以来、切れ具合以外は結構適当ですw
でも一生モノです。
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