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椀つくり

暖かくなってきましたのでテンプレートを変更してみました。

前回、木固めした椀に布着せします。この椀は内側の底(見つけ)と裏底の2点着せです。この着せる箇所は木どりや形状、価格等により変わりますが、今回はコストがかからずウィークポイントになる2点に着せます。
綿や絹、麻の布が多いのですが、麻で行きます。麻でも使い込んだ浴衣等をほぐし使います。麻は芯まで漆が染み入りづらく布のしなやかさが残るので効果大です。

DSC00249_convert_20090315155648.jpg

角度で小さく見えてしまっていますが、必ず高台の径より大きいサイズです。糊漆で貼ります。貼るとか着せると言っていますが、漆の工程では擬人化してまして着せるが正しいです。ちょっとしたことですが、師匠から「伝統を受け継ぐということは、全てを次世代に渡すよう。用語から廃れ始めるからな」と教えてられています。椀などを大事につくる気持ちが擬人化した用語になっているんですね。

ここで一番のポイントは、布が浮かないようにすること。土台なので後からの補修では大事になってしまいます。綺麗に塗りあがった椀に初めて味噌汁を注いだら、イキナリ割れてしまったなんてことの原因の多くは布の浮きがあります。浮いた部分の空気が膨張して下地と塗りの層を割ってしまうんですね。
一生懸命に擦ってしまい、逆に引っ張ってはがしてしまう・・・なんてことが原因になることも。

次に裏に着せます。

SN3D0022_convert_20090331001451.jpg

この後ははみ出した布をカットしたり断面を斜めにカットして、上に付ける下地から研ぎで布が顔を出すのを防ぎ剥がれづらくする布目揃えです。
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