椀のリフォームの続きです。黒のすぐろめ漆(漆100%)で中塗りまでは前回までで進んでいました。今回は、中塗りの研ぎと上塗り準備に入ります。まず研ぎ。研ぎ用の炭とサンドペーパーで水砥ぎして平滑に研ぎます。椀に自分が写っちゃってますが・・この状態では平滑でも研ぎの泥が付いたままです。これをまずキレイに掃除します。泥を拭いても、その水分で今度は埃がこびりつきます。そこを布巾で擦って埃を起こします。ゴシゴシこ...
材料のお話です。漆はどこで採られているかご存知ですか?生産国の話です。イメージからは日本・・と言いたいところですが、日本産は非常に少なく、ちょっと前のデータでは全体の1%くらい。主に中国やベトナムなどの東南アジアで採られています。最近は、「日本産の漆を使っている」とよく聞きます。これで生産量も増えればいいんですが。で、なぜ日本産か?と言う話なんですが、なんとなくですが日本産=質が良い・安心と思われ...
なんか遊びの内容ばかりですね、最近。お盆のお休みなんで、空いた日に行きたかった温泉へ!花火を観た柳津からもっと只見方面へ。この只見川沿いは温泉の宝庫。どこも赤茶けた温泉ですが、ホントいいお湯です。旅館・民宿も多いんですが、地元の方が夕方に社交の場とするような、ただ風呂だけみたいな温泉も多数。そんな中から、今回は金山町の玉梨地区の八町温泉へ!画像は国道から坂を降りていく温泉の入り口。そこに流れる川は...
今年は夏らしくならない年でした。でも夏は恒例の花火。毎年必ず出かけるのは、柳津町の花火です。会津若松から新潟方面へ向かい、途中から只見方面へ。最近は渋滞もなくスムーズに着きます。帰りはさすがにノロノロですが・・。ここでは観る場所も決まっていて、そこで観たら病み付きになりますよ。花火は生で見るものと決めていますので画像は有りません。その代わりに昼間の周辺を・・。只見川に向かって右の休耕田から打ち上げ...
この小学校6年の国語の教科書はいつ頃まで使われていたのか判りませんが、この表紙に見覚えのある方は40歳前後、アラフォー世代でしょうか。国語の時間は、教科書の中の小説を読む時間が長かった(笑)この教科書には忘れられない物語が載っていて捨てられませんでした。桃花片(とうかへん) 簡単にあらすじを。幼い主人公の楊は陶工の父が、地味な器をつくって満足しているのが理解できずにいた。成長した楊は勘良くろく...
夜にかき氷を・・。"禅椀 黒" に、かき氷です。漆器にかき氷は合います。ガラスの器と一緒につくりましたが、氷が溶けるのが遅いです。これはあるイベントでお客様に「かき氷で使ってみたい」の一言から頂いたアイディアです。おウチでかき氷の際はぜひお試しくださいね。しかし写真があまり美味しそうに撮れませんでした。ザンネンなくらい・・...
お盆です。いよいよ夏らしい暑さになって来ました。て、もう立秋過ぎましたけど。久しぶりに椀の修理です。今回は、最後に沈金(線彫りして金属粉などで加飾)までしてリフォームしてみますね。割れや欠けている部分を補修後です。割れはまず、木地まで割れに合わせて彫り、漆を吸い込ませて刻塑(生漆、米糊に木粉を練ったもの)します。これが固まると少し凹むのでそこをまた補修。画像のグレイの部分は、凹みの止まった状態のサ...
この間、受け持ちのカリキュラムが終わった訓練校ですが、初めての受け持ちで余裕も無く大事なことに気づかずにいました。それは・・訓練校の情報発信がされていませんでした。この時代に致命的ですよね。入学まで、雰囲気も判らないではマズイです。どんな生徒さんが居てどんな事を学んでいるのか。入学希望でも自分に本当に合っているのか判らない。そんな状態です。モチロンそれだけではなく、入学から卒業までその後も自身のブ...
今日は一日休んで温泉とドライブへ行って着ました。息抜きです。まず、会津若松から下郷の南倉沢~甲子トンネルへ。トンネル開通から初めて通りました。道幅も広くなり途中道の駅まであり、おまけに通行量が少ない。気持ちいいコースでした。甲子トンネルを抜けると直ぐに左折し下ると、目当ての温泉"大黒屋旅館"。改装が終わり6月に再オープンしたばかり。お湯も雰囲気もサービスも良く、次は宿泊したい宿でした。画像は温泉内で...