最近は、依頼品の記事ばかりでしたが自分のも作ってます。ぐい呑を3種、進行中です。これを見ても、仕上がりは想像できないと思います。進んだらまた紹介しますね。もうひとつ左が菊の花のイメージ 右はモザイクのイメージ知り合いの磁器の作家さんが、シノギ(ヘラなどで刳って凹凸の模様をつける技法)で数あると時間がすごい掛かるって聞いたことがありますが・・・こちらもかなり掛かります。ぐい呑だからまだ小さいけど、デ...
途中中断してしまい、長らくかかりましたが笙の上塗りがおわりました。ピンぼけですが・・画像でもですが、実物はかなりテカテカでダースベーダーのよう。手前の部分に金属の口金が付き、上部に竹の筒が起ちます。ベースの段階で穴は開いていますが、布着せ→下地して塞いであります。穴の位置は決まっているそうで、テカテカの面にドリルで穴あけを改めてするんですね。ちょっと怖いですね、勇気いります。出来上がると実際吹いて...
漆はその時の気温と湿度が乾固に大きく影響します。昨日は調子よく塗れた漆も今日もうまくいくとは限りません。そこで、塗ったとこ勝負みたいにギャンブルはできませんので、大体の調子をみて予想判断します。それが”ツケ”やり方は簡単。普通のガラス板に漆を伸ばして付けておくだけ。それでも出来るだけ多くの情報を得るため、いろんな工夫をします。厚めに付けるところや箆で傷を付けるところ等。どのくらいで縮み始めるか、どの...
依頼品ですが、雅楽器の『笙』のボディを製作しています。楽器ですが、器のようにしっかり作りこんでいきます。画像は布の上に惣身という粗い下地を施しています。笙は上面に竹の筒が立ちますが、漆では全面に布着せし下地でカバーしてしまいます。初めてのときはホントに埋めて良いのか何度も確認しましたが、穴の位置は決まっているとのことで、塗りあがっても問題なく穴あけできるんですね。依頼品ですが、楽しい仕事です。...
うっかり二辺地を撮りわすれてしまいました~。 で、イキナリみたいですが三辺地です。ここも、この椀に関しては糊地でいきます。糊地はわずかながらもショック吸収し、この後の工程の三辺キリコ下地でカタチ作る前の大事な部分です。この工程は、刷毛付けにしています。この前と後の下地がヘラ付けなので、重なる部分が無い刷毛下地をはさみます。ヘラだとどうしても同じ部分で重なりができちゃうんですよね。刷毛下地は薄く均一...